わらべうた程度の重さで口をついて

エッセイと、時々質量140字の文章。

要らない子が星になる話

要らない子が星になる話をした。
なんて美しい物語でしょうと、トロンとした目で見つめてくる博士は、要らない子になった経験が無いのだと分かったし、外国にいる路上暮らしの幼子は、自分が生きるための必要不必要で精一杯。
都会の物言わぬことをモットーとする人形が、わりと共感して泣いてくれた。