2020-08-16 永遠の陽炎 140字の何か あなたに指を差してもらう、陽炎になりたかった夏があったんだ。影を侍らす人が、いるのかいないのかもはっきりしない、概念みたいなものになれるわけないが、その夢はあなたを殺す心配の無い夏にしか抱けなくて。きっともう時効になっちゃったなあ。僕はもう、永遠に陽炎にはなれないのだなあ。