わらべうた程度の重さで口をついて

エッセイと、時々質量140字の文章。

エッセイ

予防接種と私の進化

心療内科でインフルエンザの予防接種を受けてきた。なんだろう、この一文だけで仄かに香る、牛丼屋で食べるカレーみたいなそれは。新聞を見てもテレビを見ても、コロナコロナなご時世だ、一般の内科にホイホイと足を運ぶのも、何だか考えてしまうのだ。そん…

犬にも猫にもなれないで

『自分にこんなにも良くしてくれる、この人たちは神様に違いない』 と思うのが犬で 『この人たちがこんなにも良くしてくれる、自分は神様に違いない』 と思うのが猫である。 健気で忠実な犬と、図々しく堂々と生きる猫の、それぞれの愛くるしいポイントが、…