わらべうた程度の重さで口をついて

エッセイと、時々質量140字の文章。

短編小説

神様はフードコートにて

週末のフードコートは、ゆったりとした音楽が流れている。何処かで誰かが歌っていたような気がするのだが、曲名にはとうとう辿り着けなかった。流行りのパンケーキ屋だが、閉店一時間前とあって、客足も疎らである。端の席で、パンケーキをつついている私と…